法律で決められた労働の休憩時間について解説 | コラム | 東京都品川区 北品川駅【有限会社百舌鳥伶人公司】

労働する際は、労働基準法で決められている通りに休憩を取る必要があります。
したがって、休憩は労働者の義務となっております。
そこで今回は、法律で決められた労働の休憩時間について解説します。

▼労働の休憩時間について
■最低休憩時間
労働基準法では最低でも下記の休憩時間を取らなければなりません。

・労働時間6時間以内…最低休憩時間：0分
・労働時間6?8時間以内…最低休憩時間：45分
・労働時間8時間以上…最低休憩時間：60分

1日の労働時間は8時間と決まっているので、休憩時間は45分です。
もし8時間を超えて労働する場合は、最低でも1時間の休憩が必要です。
8時間以上働いても法律上、最低休憩時間は1時間に変わりありません。

■休憩時間の決まり
休憩は労働時間の途中に、取らなければなりません。
例えば、10?18時までの勤務の場合、17時まで一気に労働をした後に17?18時の間に休憩を取ることはできません。
休憩時間中に、仕事をさせることも禁止されています。
また、休憩は一斉に与えられなければなりません。

しかし、例外もあります。
1つは、運輸交通業・商業・金融・映画・通信業・保健衛生業・接客業などの事業は、法律違反とはなりません。
けれども、上記の法律を破った場合、雇用主には6カ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金を科せられてしまいます。

▼まとめ
休憩時間は、労働時間に応じた最低休憩時間を取る必要があります。
労働時間に応じた休憩時間が取れていないと、使用者は罰則が科せられるので注意しなければなりません。
快適に労働するためにも、休憩時間は正しく取りましょう。